アスレティックリハビリテーション
ケガをしてスポーツ復帰をするまでに実施するもの。
病院でおこなうリハビリテーションは、ADL(日常生活レベル)までのもの。
日常生活に差し支えない状態に戻すもの。これは、メディカルリハビリテーションといえる。
スポーツ選手は、病院でおこなうリハビリテーションで競技復帰してはダメである。
日常生活がおこなえる程度レベルの身体では、スポーツには絶えられないからである。
アスレティックリハビリテーションというものをを知らない人は、病院でのリハビリテーションを終了すると
スポーツ復帰をしてしまい、その結果また、ケガをしてしまう。
病院にいる「理学療法士」や「医師」は、ADLまでのリハビリテーションは学んでいるが、
スポーツ復帰までのアスレティックリハビリテーションは学んでいないので知らないのです。
アスレティックリハビリテーションとは、ケガをして、リハビリテーションが終了するころと重なるくらいからおこなう
スポーツ選手として復帰のためのリハビリテーションである。
もちろん病院に通うほどのケガでなければ、リハビリテーションを踏まずにアスレティックリハビリテーション
をおこないスポーツ復帰をする。
ケガというものが必ず付きまとうスポーツ選手には、アスレティックリハビリテーションは必須である。
アスレティックリハビリテーションをしないで、スポーツ復帰は危険です。
(アスレティック)リハビリテーションときくと、「筋力トレーニング」をして、しっかりとケガ以前の元の筋力に戻しす、
筋力の左右差を無くす、と終了とのイメージがあるが、筋力だけでスポーツはできない。
アスレティックリハビリテーションの流れを簡単に述べますと・・
「アスリハ開始」炎症が治まったら。痛めてから1〜3日後から。
↓
@フレキシビリティ・・柔軟性の獲得
↓
Aストレングス・筋力の獲得
↓
Bプロプリオセプション・固有受容器の能力獲得。(固有受容器・神経・筋の促通)
↓
Cファンクショナル・全身の機能の連動の獲得
↓
「スポーツ復帰」合同練習に混じる。通常の技術練習をする。
もちろんAも大切ですが、@も大切で、特にBとCが必要で〜す。
(ようするに全てなのですが・・・)
Bの、固有受容器→感覚神経→脊髄→運動神経→筋肉収縮の
促通反射回路をしっかりとアスリハで鍛えないで、スポーツ復帰をする、また再発する可能性が高いです。
Aは、脳→脊髄→運動神経→筋肉収縮。
この回路だけではスポーツは出来ませんので、これだけではスポーツには使えないですね。
@は、筋肉伸張。これは関節可動域が広がる。身体の動きが自由になる。
Cは、感覚受容器(視力・固有受容器など)→感覚受容器など→脳・脊髄→多くの運動神経→多くの筋肉収縮。
傷害部位だけアスリハをして、スポーツ復帰しても、全身との協調性がないので、再発可能性は高いです。
スポーツ選手がケガをしてからの復帰は、
アスレティックリハビリテーションをよく理解していて指導してくれる人に指導してもらいましょう。
そうしないと、その後の自分のスポーツ選手寿命に大きく影響しますよ。
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